介護の新人教育を受ける際に大切な事とは
高齢者の割合が増え続けている日本においては、介護業界の需要はますます増えています。介護は排泄や入浴、食事や移動介助をはじめ日常生活における全ての活動をサポートする仕事になります。要介護者一人ひとり心身の状況は違い、持病や体調によっても注意する点や行うべきケアには違いがあります。小さなミスや事故が大きな怪我に繋がるリスクもあるために、介護は専門的な知識や技術が求められる職場でもあるのです。
では、新人教育を受ける側は、どのような姿勢で取り組むと良いのでしょうか。介護の新人教育を受けるときに大切な事は、まず指導されている内容に関して素直に聞く姿勢を持つ事が挙げられます。当たり前の様に聞こえますが、提供されている介護の方法やその意味、注意されているポイントの重要性がきちんと理解できていない新人は、現場での対応に関して自己判断で動いてしまうことがあります。例えばトイレまで行きたいと訴えられて対応をした際に、歩行状態が悪くて転倒するリスクもあるのです。自己判断は大きなリスクに繋がるために、不測の自体があった場合には、自己判断で動かずに必ず指導職員に報告する意識が必要になります。
また新人を教育する指導員は、事故のリスクを回避しながら新人に実践を積ませる必要があります。要介護者の安全を何よりも優先するために、介護を行う際には、事故といったリスクを回避する細やかで丁寧な対応が求められます。指導員は新人職員の技術はもちろんのこと、安全に対する意識や高齢者へ向き合う姿勢なども確認しながら教育プログラムを組み立てているために、指導員と密に意思疎通を行いながら安全に配慮して学ぶ姿勢が大切です。